めまいとメニエール病

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めまいの発作を繰り返す代表的な病気がメニエール病です。
特徴としては、内耳の異常からくる回転性めまいで、おもに酷い吐き気、耳鳴り、
難聴、耳のつまりなどの症状を伴います。

メニエール病は、内耳が内リンパ水腫(内リンパ液が増え、内リンパ腔の圧が
上昇することにより、拡張・変形する病態)が直接の原因と言われていますが、
なぜ内リンパ水腫が起こるのかということに関しては、
現代医学においても、いまだ不明な点が多いのです。
アレルギーや血流不全、ストレスによる免疫力の低下などが
深く関わっていると考えられています。

メニエール病の経過における初期では、めまいの発作を頻繁に繰り返し、
その症状が出たり治まったりします。
その後、活動期と呼ばれる発作と安定した状態を繰り返す時期を経て 慢性期に入っていきます。
この段階まで病状が進行してしまうと発作と安定を繰り返すことで
蝸牛(内耳にある聴覚を司る感覚器官)の音を聞き取る機能が悪化してしまいます。

慢性期のメニエール病では、めまい症状はあまり発症せず、
難聴や耳鳴りが大きな問題となるため、できるだけ早期の段階での耳鼻科などの
医療機関への診察が望まれます。
メニエール病は、一度発症するとなかなか治りにくいと言われていますが、
早期治療による回復は十分見込める病気なのです。

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