良性発作性めまい

               スポンサード リンク

良性発作性めまい(正式名称は良性発作性頭位めまい症)は、
寝返りをうったときや、頭をある特定の位置に動かしたりすると起こるめまいで、
次第に悪化する可能性はあるものの、すぐに治まるのが大きな特徴です。

めまいを訴える患者の2割〜4割程度の人が悩まされているものが
この良性発作性めまいであり、耳の異常が原因で起こっている
めまいの症状の中では最も多い症状です。

良性発作性めまいは、三半規管の前方に位置する
前庭(内耳の中央部にあり重力と直線加速度を司る感覚器官)からカルシウムを含んだ
耳石(内耳にある炭酸カルシウムの結晶からなる組織)が、
三半規管の中に混ざって入り込んでしまうことで起こります。

これに対する対処の方法としては、この発作が良性であるか、
悪性であるかどうかを判断することです。
まず、めまいが発症したら頭を動かさず安静にします。
その後30秒程度で症状が治まりますので、
今度は故意にめまいを起こす方向に頭を動かして、
30秒以内にめまいが治まるようであれば、良性発作性めまいです。

治まらないようなら悪性発作性頭位めまい症の可能性があります。
悪性発作性頭位めまい症の場合は命の危険をともなう可能性もあり、非常に危険です。
取り越し苦労になるかもしれませんが、最悪のケースを考えておくことが大切です。
脳神経外科で診察を受け、お医者様に相談するようにしましょう。

       スポンサード リンク
inserted by FC2 system